会誌から見る歴史 1985-1989 ← 1990 1991 1992 1993 1994 → 1995-1999 |
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■ある2人の先輩方のケース 漫研に在籍した人の中には、プロの漫画家・イラストレーターになられた人もいます。そんな方々の在籍中の絵を見ると、現在の絵柄と同じ雰囲気がある方、現在とは大きく違う絵柄だった方など、いろいろな驚きと発見があります。 ここでは、この年に入部された、小説「キノの旅」のイラストやゲーム「サモンナイト」の原画などをされている黒星紅白(飯塚武史)さんと、ドラゴンジュニアで漫画を連載されている仁之丞(渡 真仁)さんを例にしてみたいと思います。 新人号の時は、黒星さんはもうすでにつけペンの使い方になれてらっしゃるようですが、絵柄が全く違います。最初見た時は「ホントに黒星さんの絵…?」と、全く信じられませんでした。一方仁之丞さんは絵柄にはすでに今につながるものがありますが、つけペンになれたいらっしゃらなかったようで、ガリガリと…ええ、筆者もそうでした(今でもか…?) そしてその後の会誌を見ると、黒星さんは絵柄が安定せず、4回生になったころでやっと現在の絵柄に近いものになっているのに対し、仁之丞さんは2回生の時点でつけペンの使い方をマスターし、絵柄も現在とほとんど変わらないものになっています。 …え?なんで実際の絵を掲載しないのか、ですって?絵描きにとっちゃ昔の下手な絵を見るのは拷問ですよっ。そんな酷いこと私にはできません! …とまぁ、このように絵なんてものはやる気さえあれば結構短期間で上達できるものなのです。だからみなさんも「自分絵が下手やけん〜…」などと云わず、ただひたすらに描くことを続けてみて下さい。そうすれば必ず上達しますから。(ああ、私も描かなくちゃね…と) |